ファイナンシャルプランナー
花輪陽子さん(
@yokohanawa)の
「-夫婦で年収600万円をめざす!-二人で時代を生き抜くお金管理術」
(2010年8月4日第4刷)を読みました。
まずはなによりも、挿絵が特長的でおもしろい!興味が惹かれます。
詳細の内容はぜひ読んでいただくとして、少しだけポイントを。
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①パートナーひとりに頼る人生は危ない
私が一番オススメな項目です。
「会社を辞めないほうがお得」p42~47
特に47ページ。
出産を機に退職を選択するか、仕事を続けるかの挿絵がわかりやすいです。
お金の観点から言って、望ましいのは間違いなく仕事を続けること。
これからの時代はできるだけ選んでもらいたい。
でも、状況によっては続けられないケースもある。
いずれのケースもしっかりとした人生設計を一度でいいから考えてもらいたい。
仕事を続けるためのひとつの解決策(ツール)として、
病時保育のNPO法人ノーベルさんを大応援しています。
厚生年金・健康保険・雇用保険のメリットにも、さらっと触れられていて
なんだか心地よい文章です。
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②二人がほんとうに必要な老後資金を知る
できるだけ早い時期からの積み重ねがたいせつなことは言うまでもありません。
紙面の関係上、公的年金についてかなり流して書いてあるので
年金を専門と自負(?)している私的にはちょっと残念でした。
昨年から届くようになった「ねんきん定期便」の名称くらいは出て欲しかったなー
なんて。そして、「ねんきん定期便」が与えがちな誤解を解くような内容にも
さらっと触れて欲しかったなー、なんて。
ここは書き出すと、中途半端にもなりがちなのでおそらくあえて
省略されたのだろうと推測しています。
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読んだ人にひとつだけ気をつけて欲しいのは、答えは無いということ。
この本の内容はあくまでも事例、あるひとつの考え方です。
すべての人に必ずしも適した方法ばかりが載っているのではありません。
事例を参考に、自分たちの価値観や人生観を基にいろいろと考えて試してみて
方向転換も紆余曲折も経て、よりよい人生になることが理想ですよね。
花輪さんとは
9月に東京でお会いしました。 この本にもちゃっかりサインをいただきました(笑)
きちんと筋の通った自分の考えをお持ちの方なんだろうなーって
印象で安心感がありました。
偉そうに書きますが、花輪さんみたいな人に、今メディアを席巻(?)している
経験豊富なファイナンシャルプランナーさんに取って代わってもらいたいです。
まじめに応援しています。
長文失礼しました。
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