72の法則は有名です。
とはいえ一般生活では学ぶ機会はありませんので念のために書いておきます。
お金が2倍に増えるための計算式です。
例えば100万円を何かに投資したとします。
10年で2倍の200万円になるためには1年あたり7.2%の運用利回りが必要ということです。
10(年)×7.2(%)=72
こういう計算です。
これは複利で計算されています。利息が利息を呼ぶのが複利です。
利息を再投資せず、いわゆる手持ちにするのが単利です。
同じ10年の単利で2倍の200万円にするためには1年あたり10%必要です。
7.2%で済むのは複利の力(ちから)です。
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126ルール:積立投資の複利効果を概算する簡単な計算ルール 日本FP学会ニュースレター 2021.12.15(PDFファイル注意)
一括投資よりもお勧めしやすいのが「つみたて投資」です。
つみたて投資を有利に使う仕組みがiDeCo(個人型確定拠出年金)であり、つみたてNISA(少額投資非課税制度)です。運用益非課税というのは大きな意味を持ちます。
つみたてNISAは月33333円×20年間で合計800万円を積み立てできる仕組みです。
仮に800万円が20年で1600万円へ2倍になるためには、126ルールを使うと1年あたり6.3%の運用利回りが必要ということになります。
1.5倍には76ルールで計算でき、同じ20年だと1年あたり3.8%の運用利回りが必要です。
3倍には190ルールで計算でき、同じ20年だと1年あたり9.5%の運用利回りが必要です。
個人的には20年で2倍に達しなくても1.5倍は超えてくれるのでは?と感じながら、日々iDeCo・つみたてNISAの相談もお受けしている次第です。
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なお、私は2007年からiDeCoを始めました。今年で15年です。
どのくらい増えているかブログでは書きませんのでご興味おありの場合は相談で事務所へお越しいただくなどお願いいたします。
念のために書いておきますが、毎日PC画面とにらめっこして売ったり買ったりなどの操作はしていません。
1年から3年に1回を目安に保有資産のバランスを確認し、必要だと判断すればおおよそしっかりとリバランスを対応しているのみです。このリバランスについても相談対応では皆さんにもきちんとお伝えしています。
つみたて投資の76ルール(1.5倍)と126ルール(2倍)は特にイメージしやすくて良いです。
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