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図表でみる世界の年金OECD/G20インディケータ(2019年版)読みました【0】


図表でみる世界の年金OECD/G20インディケータ(2019年版) 2021年11月12日初版第1刷発行 を読みました。

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いえ、正確にはまだ読み切っていません。あまりにボリュームが多く、読み切ってからだと最初に読んだところを思い出せそうにないので、少しずつアウトプットしていくことにしました。

見てください、この分厚さ…
全456ページで、しかも紙サイズが大きくとんでもない情報量です。

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第1章 近年の年金制度改革
第2章 非標準的労働形態と年金制度
第3章 積立方式の年金制度は非標準的労働に適合した仕組みか?
第4章 年金制度のデザイン
第5章 年金給付の水準
第6章 人口動態と経済情勢
第7章 高齢者の所得と貧困
第8章 年金制度の財政
第9章 積立方式の年金制度と公的年金の準備基金
第10章 図表でみる世界の年金2019:国別プロフィール


他国の状況を知りたい目的で購入しましたので第10章から国別で紹介していきますが、OECD(経済協力開発機構)を中心とした44もの国が掲載されていますので週に1回でも44週です。他の章も含めてこれから1年計画での連載を予定しています。

第1回目は本文以外です。皆さま、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

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■序文

・第8版は、OECD加盟各国における年金政策とその結果を比較できる幅広い指標を提供するもの p3


■刊行にあたって -非標準的労働者のための年金制度-

・労働の世界では(中略)多くの新しい成長と発展の機会が表れている一方で、臨時的就労や短時間就労、低く断続的な賃金といった不安定な就労状況に置かれている人が増加しているという問題が明確になっている p11

・多くの社会的保護制度は、安定した直線的な就労歴、しばしば単一の使用者のもとで就労することを前提としているため、非標準的労働者に適切な所得補償を提供する能力に欠けている p11

・所得の改善とともに、キャリアの安定と向上に向けた見通しを立てることで、将来の年金給付を積み上げていくことを可能とすることが出発点 p12

・21か国の国民(中略)55歳から70歳の年齢層では、3つ選ぶ大きな懸念の一つとして平均して約82%の人が老後の収入をあげている。さらに、多くの若年世代も最大の懸念としてこれを選んでいる p12-13


■要約

・2017年9月から2019年9月の間にOECD加盟諸国において法制化された年金制度における施策を研究および分析 p15

・年金制度の持続可能性を高めるためには、これまでの進歩を台無しにしない忍耐が求められる p15~

・なぜ非標準的労働者の年金が問題になるのか? p16~

・多くの国で非標準的労働者の年金水準を改善するための措置を講じることができる p16~


■監訳者あとがき

・少子高齢化の進行に備えて給付水準の抑制を中心とする改革を早期に実施した国の給付水準は低めに出る傾向があるのに対して、たとえば、政治的な困難性などから制度の持続可能性確保のために必要な改革を実施できていない国における給付水準は高めに出ることにも注意する必要がある p455

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どこの日本のことだけ書かれた本かと思いきや、世界の年金の本なんです。おおむね世界共通の悩ましい問題であることがよくわかります。
そして、日本における解決策は現在進行中の「適用拡大」です。第1号被保険者の給与所得者を厚生年金適用とし、給与所得を増やしたい第3号被保険者を第1号被保険者にすることなく厚生年金適用とするんです。

 

各国比較、楽しみです。ページ順ではなく、勝手ながら私が知りたい国順で取り上げます。
改めまして、皆さまよろしくお願いいたします。


次回、図表でみる世界の年金2019【第10章1/44】日本です。


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