アドバイザーを務めています精巣腫瘍患者友の会【J-TAG】のオンライン公開講座【2022】が2022/2/5(土)に開催され、私も発表してまいりました。
《お知らせ》2月5日「オンライン公開講座」参加申込を開始しました。簡単ではありますがポイントだけ書き出します。一部敬称略で失礼します。
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1. 開会挨拶
精巣腫瘍患者友の会 代表 改發 厚 【J-TAG発起人】
患者会の顔です。改發さんがおられたからこその患者会です。
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2. 精巣腫瘍の手術について
済生会吹田病院 泌尿器科 科長 中村 晃和 先生
今回も
手術に特化くださった内容でした。「7.」で登壇の河合先生が登壇くださるようになった前回から役割分担のイメージです。それまでは「治療」として両方のお話でしたので、こうして1つのお話をしっかり時間をかけていただける機会はありがたいことです。
また、患者会にこれだけ深く親身に関わってくださる医師は日本全国でも希少でしょう。
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3. 看護師の精巣腫瘍患者への対応について
済生会吹田病院 看護主任 金村 恵 氏
他科の入院患者にありがちな「患者が(治療について医師・病院に)お任せの姿勢ではない」傾向を強く感じるというお話が印象的でした。
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4. がん相談支援センターの役割
筑波大学附属病院 がん相談支援センター MSW 野口 加代子 氏
初登壇の野口さん、私の名前も発表資料に含めてくださり、昨年登壇くださった同じチームの平野さんと同じく、つくばでの精巣腫瘍に対する理解の深さにとてもありがたみを感じました。

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5. がんとこころのケア ~揺れ動くこころに寄り添うために~
京都府立医科大学附属病院 臨床心理士 里美 志穂 氏
患者会ピアサポートを府立医大で初めて開催した当時からずっと府立医大のがん相談支援センターにおられる里美さん、患者会との連携度も高く安心感が違います。

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6. 発症から治療に至る経緯について
精巣腫瘍サバイバー 鳥實 薫 氏
オンラインピアサポートに参加続けてくださっている鳥實(とりみ)さん、僭越ながらすばらしい発表でした。今回断トツでのMVPです(勝手にすみません。
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7. 精巣腫瘍の化学療法について
国際医療福祉大学医学部 教授 河合 弘ニ 先生
昨年に引き続き登壇くださった河合先生、精巣腫瘍診療ガイドライン改訂の座長でおられます。信頼性の高さ、群を抜いています。
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8. ピアサポーターフォローアップ研修の受講報告
精巣腫瘍患者友の会 ピアサポーター 大谷 浩一
他のがん患者との接点を自ら大事にしておられる大谷さん、継続的に研修も受講しておられ患者会にとってありがたい存在です。
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9. コロナ禍における患者会活動
精巣腫瘍患者友の会 副代表 池内 健一
患者会の関東(東日本)の顔です。オンラインピアサポートを毎月開催できているのは池内さんのおかげです。
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10. がん患者とその家族に知ってもらいたいFP相談の有用性
精巣腫瘍患者友の会 アドバイザー 伊藤 俊輔(CFP®)
配付資料のタイトル抜粋です。
・FPとは
・がんとFPのこれまで
・各専門家とチーム医療
・FPの役割
・患者会とFP
・病気やケガで働くことができない状態のときに ~傷病手当金(健康保険)~

私は唯一精巣腫瘍を経験していませんし、経験した家族でもありません。だからこそ「自己開示」は重要ですし、立場やFPの専門性を知ってもらうことも重要です。
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11. 閉会挨拶
精巣腫瘍患者友の会 共同代表 古谷 浩
患者会のブレーンとも言えます。知識が豊富なだけでなく大学院でも学ばれ、古谷さんのおかげでこれだけ重厚な演目が並んでいるのではないでしょうか。
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休憩2回をはさんでの3時間半もの長丁場でしたが、登壇者もバラエティに富み、あっという間でした。
受講者の数も決して多くないとはいえ最初から最後までほとんど減ることなく、関心の高さが伺えました。
ピアサポートは当面オンラインで毎月開催です。
患者会さんからの情報は
活動ブログや
facebookページをぜひご参照ください。
過去の公開講座としての開催報告はこちらです。
2020年
若年性のがん、精巣腫瘍とアドバイザーとしてのFP / 精巣腫瘍患者友の会【J-TAG】創設10周年オンラインセミナー2019年
現役世代と高齢世代で異なる公的保障とお金の話 / 精巣腫瘍公開講座2019 in 吹田2018年
患者・経験者・家族からの社会保険やお金に関する相談事例 / 精巣腫瘍公開講座2018 in 吹田ご参加くださいました皆さま、ありがとうございました。
関係者の皆さま、患者会の皆さま、今回もありがとうございました!
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