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”新型コロナワクチンとHPVワクチンの大切な話”読みました


”新型コロナワクチンとHPVワクチンの大切な話”(2021年12月15日 初版発行)を読みました。

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著者は木下 喬弘(たかひろ)医師。みんパピ!(HPVについての情報を広く発信する会)とこびナビ(新型コロナウイルス感染症や新型コロナウイルスワクチンに関する正確な情報を届けるプロジェクト)の副代表を務めておられます。ツイッターはこちら。ツイッターでフォローしていまして、とても信頼性の高い情報を発信くださっています。


いつも通り、アウトプットとしていくつかポイントを引用させていただいての所感を書くスタイルです。

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■はじめに
■おわりに

・「医療の質だけを向上しても人の健康は改善しない」 p9
・本当にこの問題が終わるのは(中略)防げるはずの病気で命を落としてしまう人を減らす努力を、社会全体ができるようになった時だと思います p246


結局のところすべての発端はあおることが目的(商売)になってしまっているメディアなんです。
新型コロナ関連、子宮頸がんに関わるHPVワクチン、そして私が専門の公的年金保険をはじめとする公的な保障の仕組み。
あおりの始まりは残念ながら特定の大手新聞社です。そしてそれに乗っかかる自称専門家の方々。嬉しくない共通項です。


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■第1章 新型コロナワクチン

・アナフィラキシーについて重要なことは、適切な医療が提供できる状況で起きた場合には、命に関わるようなことはほとんど起こらないということです p25
・ファイザーのワクチンで100万回接種あたり約4回、モデルなのワクチンで100万接種あたり約1.6回と報告(中略)ハチに2回刺された時(中略)100万人あたり5000人程度(中略)点滴の抗生剤でも100万人あたり400人程度の頻度 p33
・ワクチンのせいで多くの人が亡くなっている? p49~
・普段私たちがSNSで目にする誤情報や偽情報は、実はほんのわずかな人たちの手によって作られたものであるということは知っておいてほしいと思います p66


データを見れば明らかです。でも、データそのものを信じることができない方々が一定おられますし、そもそも有効なデータがメディアにしっかり登場しないことが多いと感じています。
不安をあおるデータはすぐにおおげさに取り上げ、問題ない・大丈夫・安心というデータは報じられず取り上げられたとしても小さな記事なんです。


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■第2章 HPVワクチン

・ほかのがんに比べて圧倒的に若い世代で発症するということ p79
・朝日新聞が(2013年3月8日に)報じた1つの記事を皮切りに、各メディアが一斉に安全性に対する懸念を表明し、一気にHPVワクチンに対する信頼が揺らぐのです p86
・日本の産婦人科医たちは、「WHOに名指しで批判されるほど異常な状況である」ということを、多くの論文で訴えました。しかし、こういった医学誌に掲載された専門家の意見が、メディアに取り上げられることはほぼありませんでした p99
・蓄積される「安全性のエビデンス」を報じないメディア p109~


医療および公的な保障の仕組みが誤って報じられると(もしくは適切に報じられないと)多くの人の命に関わります。もう実際に数字として出てきてしまっていますし、これから一時的にもっと出てくることでしょう。

この本の執筆完了後にHPVワクチンの積極的勧奨再開となりました。

<参照web>
日本産婦人科学会 HPVワクチン積極的勧奨再開について 2021年11月12日
厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~


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■第3章 ワクチン忌避の歴史

・現在の日本の(HPVワクチンを除くワクチン全般の)接種率は、世界的にみてもかなり高いと言えそうです p129
・若者のワクチン忌避に効く2つのC p169~


安心材料は世界に比べて日本では真っ当な選択のできている人の割合が大きいという事実です。一部の声の大きい非科学的で不安をあおる方々に影響を受けてしまった方々が真っ当な世界に戻ってきてもらえることを願う次第です。


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■第4章 『みんパピ!』『こびナビ』の活動

・大手新聞社には「記事にするほど面白くならない」と言われ、まったく見向きもされませんでした(中略)会見にきてくれた記者が記事を書いてくれたにもかかわらず、デスクに「薬害に加担するのか」と言われ、軽竿をNGにされたメディアすらありました p185
・河野大臣のブログ記事「ワクチンデマについて」 p231
・「みんパピ!」と「こびナビ」の活動を通じて、私が本当にやりたいことは、医療が専門ではない方に、信頼できる医療情報の集め方を知ってもらうこと p240


例えば、がんで言えばこの情報です。

元投稿の医師の発言がすべてを表しています。


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多くの真っ当に行動できている方々はそのことをわざわざ発信しません。
なので目にする機会が増えるのは真っ当ではない方々から発信される情報なんです。そして、その真っ当ではない情報を取り上げてしまうメディア。

皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

 

この本オススメです。

<過去参照記事>
副作用ではなく症状
”10万個の子宮 ~あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか~”読みました

長文をお読みくださり、ありがとうございました。


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