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いけないのではない。がんは長く付き合って生きていく時代に。


 8月上旬に公開されていました4回連載記事をご紹介します。

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【1】あやしいがん治療が日本でなくならない理由 ~まったく根拠がないがんの自由診療が放置されている~

 「あやしい治療法が日本のメディアで広められています。海外では、医療情報はかなり厳しく規制されているので、比較的まとも」

 ほんまこれなんです…


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【2】腫瘍内科医に聞いた「あやしいがん情報」にだまされない6つのポイント ~「免疫力アップ」という宣伝文句は限りなくあやしい~

 「有名人に効いたとか、個人的に効果があったなんていう話を報道しているメディアは、我々から言わせれば、「そんないい加減なことしていいんですか?」と言いたくなる」

 これもほんまこれなんです…
 2ページ目の先進医療の話もわかりやすいのでぜひお勧めしたいです。


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【3】「ストレスが原因でがんになる」のエビデンスは乏しい ~9割のがんは、入院なしで抗がん剤治療できる~

 「がんにならないことだけ考えるのではなく、がんになった後どうするかを考えることが、よっぽど現実的」

 表現が難しいのですが、進行の極端に早いがん種などを除く多くのがんはいわゆる慢性疾患と同じような扱いにとらえる必要がある時代になってきています。がんで急に死ぬことはありません。付き合って生きていくんです。次の【4】につながっていきます。


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【4】がん検診もPCR検査も「早期発見」が本当の目的なのではない ~人生を楽しむことが結局長生きにつながる~

 「がんを治したいからと、好きなことややりたいこと我慢するのは、まるで逆効果なんです」

 記事やタイトルに話題の用語も入っていますが、本質はそこではありません。標準治療である緩和ケアのこと、多くの人に知ってもらいたいです。
 軽く言うつもりはないのですけれど「病は気から」という表現はある意味で的を得ていると感じる次第です。

 前向きにならないといけないとか、弱音をはいてはいけないとか、気持ちを強く持たないといけないとか、がんばらないといけないのではないんです。
 楽しい時間を、嬉しい時間を、幸せな時間を持てるような生活でありたいということだと思っています。


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 なお、【4】に出てくる「たとえば、進行が速いがんには、急性白血病、小児がん、胚細胞性腫瘍」のうち、胚細胞腫瘍の一種が精巣腫瘍(精巣がん)です。

 <参照ブログカテゴリー> 精巣腫瘍患者友の会ピアサポート

 進行の速いがんは抗がん剤が効きやすいがん種があります。もちろん、効きにくい・効かないタイプもあるので注意が必要ですが、医療技術だけでなく薬もものすごく発展著しいです。


 今回ご紹介しました記事の詳細はこの本がお勧めです。
 ”最高のがん治療”読みました
 「標準治療は「スーパーエリート」の治療法」
 超大事です。

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 時を同じくして、こんな2本の記事も出ていました。

 ・がんになったらお金どうすればいい 看護師FPが指南
 ・がん治療で住宅ローン返済厳しい 看護師FPが対策助言

 「支出については、毎月かかる固定費(住宅費、生命保険、自動車保険、教育費など)を見直します」
 「親としてはいくらまで教育費を出せるのかを伝えることが大切」

 いわゆる健康な人と、がんなどの病気をお持ちの人でお金に関して特別に違うこと、本筋として変わってくることって無いと考えています。
 病気についての配慮や用語の理解があるほうが話は進めやすいと思います。相談くださる方々からの信頼を得られる時間も短く済むでしょう。でも、それくらいです。健康な人と対応は基本的に変わりません。(ただ、著書の感想にも書きましたが事例が極端かなと感じます)


 「選択に悩むようでしたら、がん患者の生活に詳しいFPにご相談されるのも方法の一つ」

 見つけるのは難易度が高いかなと感じたりします…


 「大切なのは、1人で悩まないこと」

 これは絶対です。がん患者さんであれば最も足を運びやすいのはがん相談支援センターだと思います。


 こちらの本もお勧めです。
 ”がんになったら知っておきたいお金の話”読みました。
 制度を順に説明するのではなく、ケーススタディーですので読み進めやすかったです。

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 がん関連の本は、当事者や近しい人だけが対象ではありません。
 がんは付き合って生きていく病気です。広く理解しておくことは社会全体の理解につながります。



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