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公的年金の「財政検証の意義と役割」のまとまった記事のご紹介


 今回も公的年金についてオススメ記事のご紹介です。
 前回と同じく対談インタビューで3本ともが長文で、対談されているお二人も同じです。

 「第2回社会保障審議会年金部会の議論を巡って」というタイトルを見ても、なんのこっちゃわからないですよね。
 めちゃめちゃ簡単に端折って書くと、公的年金の「財政検証の意義と役割」がテーマでして、「その2」の解説が(長文ですけど)流れが分かって良いと思います。

 そして前回と同じく、私のツイートの引用部だけでもまずはぜひ読んでみていただきたいです。



 公的年金に興味の深い人は会員登録して2ページ目も読まれることをお勧めします。これからの方向性がよくわかります。




 追加の引用です。

 「人間の予測力というもの、あるいは、時代の常識というのは、本当に後から考えると悲しくなるほど限界があって、企業年金でも予定利率は最低でも5.5%で運用するようにという法律を作ったときに、関係者みんなが違和感を持たない時代もあったんですよね」
 「そうですね。30年くらい前のことですよね」「だから、いまの僕たちにしたって、何か、あとから見ればバカバカしいことにとらわれている可能性が十分にあるわけです。だからこそ、随時見直していかなければならないんですね。そういうこともわかるのが専門家じゃないかな」まさに!




 こちらも追加の引用です。

 「年金の給付もものすごく大きいので、向こう約100年を視野に入れたトータルの財源構成を見ていくと、積立金から得られる年金に対する寄与は1割程度でしかない」
 会員登録しなくても見れる1ページ目の図表、ぜひぜひです。

 「収支ともに賃金に連動するという性質により、公的年金においては、急激なインフレとか、激しい経済変動があったときも、現役の賃金水準に応じた財源を確保するということが可能となっております」
 まさに公的年金保険です。

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 まっとうな公的年金の議論をしようとなると、このあたりの深い内容が必要になってくるんです。
 不安や不信をあおるのは短い言葉で良いのでラクですよね。複雑なものが良いと推奨しているわけではありませんが、疑ってかかるのがもったいないくらいの制度なんです。

 私も地道に発信を続けていきます。


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