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「賢人論。」権丈善一氏の記事のご紹介


 超長文の3つのリンクをご紹介します。



■1ページ目からの引用

「公的年金って、ようやく少しばかり普及してきたようなんですけど、自分ではいつまで長生きするか本当のところはよくわからないということから生まれる生活リスク、僕らは「長生きリスク」と呼んでいますけど、この長生きリスクに対する保険なんですよ」

「制度全体の話をするときには「公的年金保険」と呼ぶようにしています」


■2ページ目からの引用

「年金保険の世代間格差の指標としてきた給付負担倍率って、公的年金が私的な親の扶養を公的に切り替えていった歴史や、年金が保険であることを知らなかった人たちが計算しては、世代間格差だと騒いでいたバカバカしい指標」

「「現役世代」と「退職世代」という異なる世代の人たちがいるのではなく、誰もが「現役期」を経験し、次に「退職期」をむかえる」

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■1ページ目からの引用

「高齢期に受け取る年金給付を世代時代の平均所得で割った比率(これを所得代替率と呼ぶわけですが)が、現役時代の所得が低くなるほど高くなる」

「被保険者期間を(中略)45年(20~65歳)に延長することができれば、45/40と1.124倍、1割強も給付水準を改善」

「厚生年金の被保険者が45年の納付を行うとなると、基礎年金への財政拠出を通じて国民年金の財政が楽になり、結果、基礎年金の給付水準が上がる」

 紹介されていた「公的年金保険の誤解を解く」のリンクをまとめた2017年1月のブログ記事です。
 希望・願望を込めた用語の読み解きを目的とした内容


■2ページ目からの引用

「若年障害者と高齢障害者が別々の制度というのは、日本くらいしかない」「民主党は、年金に関しては実は何もできなかったんですけど、2つほど大きな禍根を残しました」


■3ページ目からの引用

「扶養負担を示す指標は「65歳以上の高齢者に対する65歳未満人口の比率」でみるのではなく、「就業者と非就業者の比率」でみるべき」

「どうも教科書で社会保障を担当している人たちは、新書版なんかを読んで書いているようで、トンデモ論が書いてある新書が出て数年経つと、トンデモ論が教科書に出てきたりする」

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■1ページ目からの引用

「かつてトンデモ論を言っていた年金論者にとっては「平成26年財政検証の歴史的分脈の中での意味」など、受け入れたくもなく触れられたくもない苦い過去」

「未組織の有権者の数は、組織化された団体に属する有権者よりも圧倒的に多いわけですから、きっと世の中はいい方向に進むと思う」


■2ページ目からの引用

「急性期向けに整備された病院の中に、複数の慢性疾患を抱えた高齢者が多くいるようになりました。これがニーズと提供体制のミスマッチの根本」

「「いつでも、好きなところで」から「必要な時に必要な医療にアクセスできる」という報告書の文章が生まれます」

 このあたりは「ちょっと気になる医療と介護 増補版」がお勧めです。
 初期版を読みましたが感想記事書けてません…

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 そして、やはりこの本がお勧めです。

 ”ちょっと気になる社会保障 増補版”読みました。

 公的年金についてマイナスな発言をする人には必ずこの本を勧めてください。
 この本がすべての根幹です。


 公的年金だけでなく医療と介護にも関わる内容でしたので、ブログカテゴリーは「ライフプランニング」としました。


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